退職してから、夜中に必ず一回は、目が覚めていたんです。
「年齢のせいかな。」
と、思っていました。
トイレに行きたいわけでもなく、ふと目が覚めるんです。
夜中の3時〜4時頃に。
「あ〜私、ここにいるんだ。」
と、思って、また寝ます。
眠れないわけではなかったです。
眠れない時もあるというか、眠れなくてしんどいことはなくて、
ただ携帯を見てみたりして、寝るという日もありました。
寝つきもいいし、夜中に目が覚めても、すぐに眠れるので、
「不眠」で悩んでいるわけではなかったので、
あまり気にしていなかったのですが、
退職後5ヶ月くらいの時に夜中全然目が覚めなくなって、
朝までぐっすり眠れるようになったのです。
その時にふと
「夜中に目が覚めていたのは、精神的にしんどかったからかな。」と、
気付いたのです。
私の場合は、寝つきが良かったので、悩むことはありませんでしたが、
夜眠たいのに、眠れない経験を前にしたことがあり、
眠れないつらさを知っています。
不眠って、すごくしんどいと思います。
もし眠れなくて、しんどかったら、私は病院へ相談に行っていたと思います。
振り返ると、夜中に目が覚める理由が、精神的なことが理由だとは気付いていなかったので、逆に良かったのかも知れません。
精神的なストレスで、夜中に目が覚めることに気付いていたら、
「退職後の喪失感のせいで、夜中に目が覚めるんだ。」
と、思って、余計に心がつらくなっていたと思うからです。
退職後5ヶ月の頃には、朝までぐっすり眠れていました。
でも、時々はふと夜中に目が覚めます。
そういう日は、気分が沈んでいる時の夜です。
女性ホルモンのせいなのか、
すごく気分が良くて、前向きな時と、
「なんで仕事辞めちゃったんだろう。」と、落ち込む時とあるからです。
退職して5ヶ月経過すると、退職後3ヶ月の頃よりも
う〜んと、退職後の気持ちの整理ができてきています。
前向きに考えられる日も出てきます。
退職後3ヶ月の頃は、子供の学校が始まって、新学期になって、慌ただしい日が1週間。
その後は、また家に一人でいる時間が増えるので、
ドーンと、落ち込む日もありました。
子供を学校に見送った後、一人で映画を観に行きました。
朝一番が、9時前に公開されていて、人も少ないので、予約せずにふらっと見に行けました。
映画を観ている間は、感情移入をしているので、
落ち込むこともなく集中できます。
「この時間もいい時間だなぁ。」
と、思いました。
自分のために使っている自分の時間。
働いている時は、仕事の前後は家事と育児に追われて、
なかなか持てなかった時間。
平日の朝一番の映画は、観に来れなかったな。
週末や祝日に人が多い映画館でしか、しばらく映画は観てなかったな。
平日は、レディースディがあって、1200円で映画が観れるんですね。
ちょっと得した気分になりました。
そっか、私は今「自分のために使える時間があるんだ!」
何か特別なことではなくても、
自分の時間をどうやって使おうかな。
退職後3ヶ月、何にもやる気が起きなくて、
ずっと寝て、現実逃避をしたくて、
子供の長期休みに子供の用事で忙しくしている間は、現実逃避ができて、
そして、また学校が始まったら、自分一人の時間があるから、
仕事の喪失感に襲われて、落ち込んで、つらくて
「なんで仕事を辞めちゃったのかな。」
と、またグルグル考えて、つらい。
ここから現実逃避をするためにネットサーフィンをしたり、寝たりする。
あっという間に子供の帰宅時間になって、
そこからは、夕食にお風呂にと育児と家事でいっぱい。
「私、今日一日何やってたんだろう。」
って、1日を過ごした自分がダメ人間に思えて、後悔する。
こんな日の過ごし方を何日しただろう。
映画を観に行った日は、なんだか晴れやかでした。
少しでも1日の中で、充実した時間を過ごせたからかな。
こうやって、充実した実のある時間を過ごせる日が増えていくといいな。
そのために何をしたらいいんだろう。
まだ何をしようというところまでは、気持ちが整理できていませんでした。
朝起きた時と、夜寝る前と、夜中目が覚めた時には、
決まって「なんで仕事辞めちゃったんだろう。」と、
後悔の呟きがまだ続いているから。
3ヶ月という時間は、仕事している時はあっという間だけど、
つらい日々を過ごす3ヶ月は、あっという間ではないな。
長かったなぁ。